放置してしまったFXトレードの含み損に、もう耐えられないという方へ。
僕が実際に100万円以上の含み損を抱えたときに実践した、最強の塩漬け対処法をお伝えしましょう!!
含み損とは
含み損とは、まだ確定させていない損失のことです!!
マイナスのまま、まだ決済せずに残しているポジションがあることを言います。
たとえば1米ドル=100円のとき、米ドルを1万通貨だけ買ったとしましょう。
その後1米ドル=99円となったら、1万円の損失が発生します。
「どうしよう、自分の思惑とは反対の方向に行っているな~」
「いったん逃げようかな、でも上がるかもしれないし・・・」
そうやってウジウジと悩んでしまっているのが、1万円の含み損を持っている状態です。笑
FXトレードをしていると必ず、この含み損を抱えることになります。
一度も含み損になることなく、プラス推移のまま安全に利益を確定できるポジションなんてそんなにないですからね~
したがって、含み損を持つこと自体は悪いことではありません。
しかし含み損を決済しないまま放置(塩漬け)すると、大問題になる可能性があります!!
その含み損がドンドンとふくらんでいくと、精神的に不安定になったりFXトレードに使える資金がなくなったりするからです。
参考:FXの損切りとは?なぜ重要か?損切りラインの目安と設定の方法
損切りは難しい
このブログでは、これまで何度も「損切り」の重要性について伝えてきました。
参考:FXで損切りできない方へ!ロスカットルールを守る秘策3つとは?
参考:会社を退職してやっと分かった!FXの損切りが重要な理由とは?
しかし損切りを完璧に行うことは、熟練したFXトレーダーでも難しいです!!
僕は自分で損切ることができないので、常に逆指値を置くようにしていますが・・・
ごくまれに逆指値の水準を間違えていたり、注文を入れ忘れていたりすることがあります!!
気が付けば、自分が想定していた損切りラインを大幅に超えているという事態です。笑
これを切るのは、なかなかツラいんですよね~
過去に何度もやったことがありますが、決済ボタンを押すのをどうしてもためらってしまいます。
最強のFX含み損対処法
こういう「マイナスがデカくなりすぎて、どうしても損切りできない!!」という状況におちいったとき・・・
少しでもその状況を改善するために行える、苦肉の策があります。
それは、「分割で損切りする」という方法です!!
とりあえずポジションの10分の1とか、自分が許容できるマイナス分だけを損切りします。
それを1か月に1回とか、期間を決めて段階的に決済していくのです。
「分割で損切りする」という行為は、全部を損切るよりもだいぶ楽に行えます。
なぜなら葛藤(かっとう)する以下2つの欲求を、両方とも満たせるからです!!
1. いち早くこのポジションを決済して、楽になりたい
2. 反転をとらえて、少しでもマイナス幅を減らしたい
分割で決済する場合・・・
決済した分だけポジションは軽くなるので、まず1の欲求を満たせます。
また残りのポジションで反転を期待できるので、2の欲求も満たせるのです。
そうやって問題を軽くしていくと、FXトレーダーとして頭がクリアになってきます。
心理的な苦しさがやわらぎ、冷静に物事が判断できるようになるのです!!
僕の含み損体験談
僕は以前、FXトレードで100万円以上の含み損を抱えていたことがあります。
アベノミクスの初期、ユーロ円の売りポジションを塩漬けして大損失をこうむったのです!!
参考:FXで大失敗し大損!精神崩壊した僕がどうやって立ち直ったか?
精神的に追い詰められ、どうしようもなくなったときに取った手段がこの方法でした。
ポジションを少しずつ減らしていくことで、強制決済に行くところまで損が開くことを防ぐことができ・・・
しかも幸いなことに、損切りしていく間に少しずつ値が下がっていったのです!!
一時マイナス100万円以上あった含み損は、最終的にマイナス60万円ほどで全決済できました。
今あらためて振り返ってみたとき、自分の下した判断は間違っていなかったと思います。
もし損切りができなくて困っている方がいたら、ぜひこの方法を検討してみてください!!
まとめ
FXトレードで含み損を放置すると、それが大きくなったときに損切りができなくなります。
もしそのような事態におちいってしまったら、分割で少しづつ含み損を減らしていきましょう。
問題を少しずつ改善していくことで心理的な苦しさがやわらぎ、冷静に物事が判断できるようになりますよ。
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