今の相場がトレンドなのかレンジなのか、見極めに迷うときってありますよね??
今日は誰でも簡単にレンジ相場を判断する方法を、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!
レンジ相場とは
レンジ相場とは、ある一定の値幅で価格が上下している状態のことです!!
別名「ボックス」、もしくは「保合(もちあい)」とも言います。
上図のように抵抗線では売りの力が、支持線では買いの力が効いている状態です。
売りと買いが同じぐらいの力でせめぎ合っているため、方向性が出にくくなっています。
そして買いか売り、どちらかの力が上回るまでこの状態は続くのです。
これは皆さん、きっと見慣れたチャートパターンでしょう。
実際に「相場の7割はレンジ相場」と、FXトレードではよく言われるので。笑
このレンジというものは、細かく見ていくと色々なパターンがあります。
そのパターンについて、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:レンジパターン全8つ攻略!相場の形でFXの値動きを予想する
レンジ相場の特徴
レンジ相場の最大の特徴は、「抜けた後に大きく伸びる」ということです!!
レンジで推移している間も、売買は絶えず行われますが・・・
値幅が少なく利益が出ないので、その売買のほとんどは決済されずに残ります。
つまりレンジが続く限り、ドンドンとそこに注文がたまり続けるのです。
そんな状態でたとえば、価格がレンジを上に抜けた場合・・・
そこから相場は、すごい勢いで上昇を始めます!!
なぜなら、それまでにたまった注文が一気に決済されていくから!!
レンジの中で売っていた(ショートしていた)人たちはみんな、損切りに走ります。
したがってそこで大量の決済買いが入り、大きく伸びていくのです。
これを「ブレイクアウト」とか、「保合放れ(もちあいばなれ)」と言います。
ブレイクアウトについて、くわしくは下の記事を読んでください。
レンジ相場の見極め方
このレンジ相場を見極めることは、FXトレードをする上でとても大切となってきます。
なぜなら順張り・逆張りどちらの手法においても、レンジという局面は重要になってくるから!!
逆張り派の主戦場はレンジなので、これが見分けられないとお話になりませんし・・・
また順張り派でもブレイクアウトを取ろうと思ったら、まずレンジを探さないといけません。
しかしレンジ相場を判断するのって、状況によってはとても難しいです。
なのでここでは、簡単にレンジを見分ける方法を3つ伝授します!!
1. 見た目で判断する
2. 移動平均線で判断する
3. ボリンジャーバンドで判断する
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
1. 見た目で判断する
これはもうそのまんま、チャートやローソク足の見た目から判断する方法です。
分かりやすいレンジだと、高値と安値の水準がキレイにそろいます。
またレンジのときは陽線と陰線が交互に出やすく、ローソク足の色が続きません。
2. 移動平均線で判断する
レンジ相場のとき、移動平均線は傾きがなくなって水平に推移するようになります。
また複数の移動平均線を表示させている場合は、お互いにからまってくるのです。
このからまった移動平均線がレンジの真ん中に来るよう、ラインを引きましょう。
3. ボリンジャーバンドで判断する
レンジ相場のとき、ボリンジャーバンドの幅は一定になります。
そしてボリンジャーバンドの線は、水平に推移するようになるのです。
バンドの中央線がレンジの真ん中に来るよう、ラインを引きましょう。
複数を組み合わせて判断せよ
個人的には、1と2の組み合わせが分かりやすいと感じています!!
したがって僕はレンジ相場を判断するとき、まず移動平均線が水平に推移しているところを探して・・・
そこからチャートの形で、最終的な判断を下すという流れですね。
2の方法でブレイクアウトに最適なレンジを見分けるやり方を、動画でくわしく解説しています。
さらに理解を深めたい方は、ぜひご覧ください!!
まとめ
レンジ相場とは、ある一定の値幅で価格が上下している状態のことです。
レンジ相場の見極め方としては、「見た目」「移動平均線」「ボリンジャーバンド」の3つがあります。
これらを複数組み合わせて見ることで、簡単にレンジかトレンドかを判断できるようになるでしょう。
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