以前インドのバラナシへ行ったとき、日本で働くインド人と出会って聞いた話。
「インド人は働かない」とか言っちゃう日本人上司に、ぜひ読んでほしいです!!
日本で働くインド人と出会う
それは、インドの有名な観光名所「バラナシ」を訪問していたときのことです。
ガンジス川に沿って、ブラブラと散歩していると・・・
「日本人の方ですか??」と、流ちょうな日本語で声をかけられました!!
振り向くと、背の高いインド人の青年がそこに。
僕が持っていた「地球の歩き方」を見て、彼は僕が日本人だと気づいたのだそう。
「なんで地球の歩き方を知ってるの??」
「なんでキレイな日本語を話せるの??」
聞いてみると、彼は日本で通訳として働いているとのこと。
日本人をインド視察で連れて回るとき、みんな「地球の歩き方」を持っているから日本の本だと分かったらしい。
彼はインドに帰省するついでに、バラナシへ旅行に来ていました。
すっかり意気投合した僕たちは、しばらく一緒に行動することにしたのです。
ちなみにインド人と一緒にいると、インドの旅が超イージーモードになります!!
「船に乗らないか??」「カバンを買わないか??」みたいな勧誘は、まったくなくなりますし・・・
リキシャ―(人力車のタクシー)は交渉しなくても、現地価格で乗れるようになりますから。笑
日本で働くインド人の嫌なこと
あっという間にお昼になったので、近くのレストランで一緒にランチを食べることに。
「実は僕も、インドで働いていたことがあるんだよ~」という言葉から・・・
会話の話題は自然と、仕事のことになりました。
その会話の中で、とても僕の印象に残ったものがあります。
それは「日本人上司が”インド人を使う”と言うのが大嫌いだ」という彼の言葉!!
普通は「manage:管理する」とか、「work with:一緒に働く」という言葉を選ぶべきなのですが・・・
彼の上司は、「use:使う」を使うらしいです。
まるで「物」としてインド人が扱われているようでツラいと、彼は言っていました。
日本と他国の差は縮まっている
僕もインドで働いていたとき、そんな「勘違い日本人上司」と何人か出会いました。
「インド人はすぐサボるから使えない」
「インド人はまだ発展途上でダメだな」
そんな言葉を、平気で使っちゃうような人たちです。
彼らがしっかりと仕事できるように管理するのが、上司の仕事のはずなのですが。笑
おそらくこれは、「日本は先進国でインドは途上国」というイメージからきているのでしょう。
でも海外を色々と巡っていて、僕は感じるのですが・・・
日本と他国の差は、どんどんと縮まってきています!!
たとえば僕は海外に行くと、必ずその国のマクドナルドに行きます。
昔は日本価格の半値ぐらいで、ビックマックを頼める国が多かったのですが・・・
最近では、そのような国はほとんどなくなってきました。
前回行ったインドネシアのバリでは、価格はほとんど一緒でしたし・・・
タイのバンコクに至っては、日本の価格よりも高かったです!!
これは日本の経済が足踏みしている中、他国の経済が発展して追いつかれているということでしょう。
日本は自分たちが思っているほど、先進国ではなくなってきています。
マカオが数年前に比べて物価が凄く高い。日本は数年前と物価が変わらない。なるほど、海外からの観光客がたくさん日本に来るわけだ。安いから。知らない間に世界的に見たら日本人は貧乏になってしまったのかもしれない。
— iano (@ianoianoianoo) 2018年12月4日
ショックだったのは、韓国の物価がこの十年で約2倍になり、日本とほぼ同じに。日本のほうが高いのはおそらくは交通費だけ。韓国人旅行客が東京に押しかける理由がよくわかった。日本人はおもてなしとか言って浮かれているが外国人旅行客がこんなに多くなったは要するに日本が安いからだよ。
— Eiji Sakai (@elm200) 2017年7月3日
この20年で欧米の給料は平均で2倍になっているのに日本だけほぼフラット
— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2018年12月1日
現在の年収1000万円は2000年ころの500万円の価値しかない
日本国全体が貧民化しており、この傾向は永遠に続く
市場構造上、成長のしようがないからだ
海外に出ると日本の貧民化を痛切に感じる
https://t.co/UY9czk1L0K
将来はインド人に「使われる」
2015年のPwC調査レポートを見ると・・・
2030年の各国のGDP順位予測は、以下のようになると書かれています。
1位 中国
2位 アメリカ
3位 インド
4位 日本
参考:調査レポート「2050年の世界」を発表 | PwC Japan
今から10年ちょっとで、日本とインドのGDPは逆転するのです。
「インド人を使っている」と、彼の上司は言っているようですが・・・
近い将来は、「インド人に使われる」立場になるのかもしれません!!
ファーウェイのニュース見てシンガの会計事務所の人が
— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2017年6月30日
・中国より作業にミスが少ない
・それにしてはシンガより単価安い
・インボイスの単語程度の英語なら日本人でも大丈夫
から一部記帳は日本に外注してるて言ってたの思い出した。
まさか日本が「良質で安価な労働力」を提供する国になるとは。