実は違法だった!FX自動売買ツール提供で法律違反となる例は?

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「自動売買ツールを提供している人ってたくさんいるけど、使っても大丈夫なのかな??」と疑問に思っている人へ。

違法である可能性の高いFX自動売買システムを見分ける方法を、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!

 

 

違法の可能性あり

 

僕は以前、FXの自動売買に挑戦しました。

利用したのは、インヴァスト証券の「フルオート」というシステムです!!

参考:自動売買で生活する?実際に半年間運用してみたら半分以下になった話

 

このシステムは、2016年9月から始まったサービスなのですが・・・

当初は、4月のリリースを予定していたようです。

 

なぜ半年も、サービスの開始が遅れたのでしょうか??

それはなんと、違法の可能性があったから!!

 

事前に登録が必要

 

お金に関する法律の1つに、「金融商品取引法」というものがあります。

その法律によると、投資に関する仕事をするには事前に「登録」を受けなければいけません。

その「登録」は大きく、以下の3つに分かれています。

 

1. 投資運用業務

人のお金を預かって、その人の代わりに投資をする仕事がこれにあたります。

実際に行う場合には、「投資一任契約」をその人と結ばなければいけません。

 

2. 投資助言業務

「〇〇に投資しなさい」など、人にアドバイスする仕事がこれにあたります。

実際に行う場合には、「投資顧問(助言)契約」をその人と結ばなければいけません。

 

3. 代理・媒体業務

人の間に入って、上記の「投資一任契約」や「投資顧問(助言)契約」を結ぶお手伝いをする仕事がこれにあたります。

 

基本的には上に行くほど、法律による縛りが厳しくなって参入が難しいです。

参考:投資運用業および投資助言・代理業入門 | 日本投資顧問業協会

 

登録が必要となるか

 

実際に使ってみると、よく分かりますが・・・

インヴァスト証券の「フルオート」は、基本ほったらかしで何もしなくて良いです。笑

売買プログラムによるFXの自動取引はもちろん、最適な売買プログラムの選択まで全部やってくれます。

 

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参考:インヴァスト証券

 

この機能があまりに自動すぎるので、「投資助言以上の登録が必要なのではないか??」という疑いが社内で出たのです!!

それをしっかりと調べるため、リリースまで時間がかかってしまったのですね。

 

個人による自動売買ツールの提供

 

最近は企業だけじゃなく、個人でも自動売買システムを作っている方は多いです。

そしてその中には、作ったソフトを有償や無償で提供する例もたくさんあります!!

 

特に主流なのは、MT4(メタトレーダー4)用のEAを売るケースでしょう。

参考:プログラミング言語が分からなくてもOK!FX自動売買の種類3つ

ツイッターなどのSNSで検索すると、あやしいものがたくさん出てきます。笑

 

 

 

自動売買ツール提供の違法性

 

ではこれらについて、違法性はないのでしょうか??

以下5つの場合について、法律違反の可能性を調べてみました!!

 

1. 売り切りで販売

2. 会員制で販売

3. サポート付きで販売

4. 証券会社から利益を得る

5. 顧客の代わりに発注

 

なお法律違反かの判断においては、下のサイトを参考にしましたよ。

参考:自動売買システム(EA)について | 石川法務事務所

 

1. 売り切りで販売

 

自動売買ツールを売りっぱなしで販売する場合、金融商品取引法は関係ありません。

ただし、「ソフトウェア販売業」としての登録が必要となる可能性があります!!

したがってこの登録を行わずに販売した場合、違法となり得るでしょう。

 

2. 会員制で販売

 

LINE@などに会員登録をさせたうえで、自動売買ツールを販売する場合・・・

「投資助言業」、または「代理業」の登録が必要となる可能性があります!!

したがってこの登録を行わずに販売した場合、違法となり得るでしょう。

 

3. サポート付きで販売

 

自動売買ツールを販売して、その使い方やシステムの更新などを継続的に行う場合・・・

「投資助言業」、または「代理業」の登録が必要となる可能性があります!!

したがってこの登録を行わずに販売した場合、違法となり得るでしょう。

 

4. 証券会社から利益を得る

 

自動売買ツールを提供し、それによって顧客の開設口座の証券会社から利益を得る場合・・・

いわゆる仲介・取次に該当し、「第一種金融商品取引業」の登録が必要となる可能性があります!!

したがってこの登録を行わずに販売した場合、違法となり得るでしょう。

 

5. 顧客の代わりに発注

 

自動販売ソフトの販売を利用して、顧客の代わりに注文を出す場合・・・

一番厳しい、「投資運用業」の登録が必要となる可能性があります!!

したがってこの登録を行わずに販売した場合、違法となり得るでしょう。

 

登録を確認しよう

 

上記の5パターンを見ると、どの場合においても登録を行わずに販売すると違法となる可能性がありますね。

個人的にFX自動売買システムを提供している人で、ソフトウェア販売業や投資助言業の登録を行っている人はほぼいないでしょう。

したがって個人が販売・提供しているFX自動売買ツールは、あまり手を出さない方が良さそうです。

 

どうしても使いたい場合は、きちんとこれらの業務に関する登録を行っているか確認しましょう!!

ちゃんとしている人なら、販売ページなどに以下のような登録を示す番号があるはずです。

 

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ただし仮にこれらの登録を行っていたとしても、別の法律で違法となっているケースもあります。

たとえば「1か月で確実に元本が2倍になる」みたいなうたい文句を使っている場合、景品表示法の違反です。

 

違法性のあるものは、そもそもサギである可能性が高いでしょう。

トラブルになってからでは遅いので、十分に注意してください!!

 

まとめ

 

FX自動売買ツールを販売する場合、投資助言業やソフトウェア販売業などの登録が必要となる可能性があります。

しかし現実はそういった登録を行わず、個人的に販売しているケースがあったりするのです。

FX自動売買を行う場合はきちんと登録を行っており、信頼できるところが提供しているものを使いましょう。

 

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