FXで大失敗し大損!精神崩壊した僕がどうやって立ち直ったか?


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僕は過去にFXトレードで大失敗をおかし、精神崩壊したあげくに大損を出した経験があります。

読者の皆さんが同じような道を歩まれないよう、ここにそのときの体験を記しておきましょう。

 

 

FXで大失敗する原因は損切り

 

まず最初に、ハッキリと伝えておきます。

FXトレードで大失敗する原因は、いつもたった1つです。

それは「損切り」をしないこと!!

 

これは100%、断言できます。

疑うなら、ネット上で見ることができる様々な人が書いたFX失敗談を読んでください。

 

色々な経緯があって、それぞれ状況は違えど・・・

突き詰めると、それらはすべて「損切りしなかった」か「損切りできなかった」ことが原因です!!

 

ネット上のFX失敗例

 

たとえば、下のブログを読んでみてください。

参考:ひろっちのFX-借金から資産10億円への軌跡-

 

彼は借金250万円から、FXトレードで2億円の資産を築いた方です。

しかしその後に強制ロスカットとなり、借金数千万円だけが残りました。

 

ユーロドル、

耐えて耐えて

全ポジロスカットです

 

やっぱりもうダメかな

 

ユーロ円全力売りで

勝負するしかないかな

 

あぁもうダメかも

 

長い間

闇のなかをさまよっていました。

 

出口が見つからないまま、

どちらが前なのかも分からず

それでも少しずつ進んできました。

 

いまだに借金生活

総額は約4500万円。

毎月50万円近い返済をしています。

 

また、下のツイッターアカウントも参考になると思います。

参考:貯金3億円男★大先生【FX億トレーダー】| Twitter

 

20代で6億円を稼いだ、元起業家さんです。

その稼いだお金を元手に、FXトレードをしていましたが・・・

2016年に強制ロスカットに合い、6億円超の損失を出しました。

 

 

 

 

このどちらも、負けの原因は「強制ロスカット」です。

つまり、自分で損切りをしていなかったんですね。

 

僕のFX大損例

 

僕も過去に大失敗したのは、何を隠そう「損切りをしない手法」を使っていたからでした。

僕がどういった経緯で精神に異常をきたすまで追い詰められ、FXトレードで大損を出してしまったのか・・・

その恐怖の体験談を、当時の状況や心境を交えてくわしく書いていきましょう。

 

リーマンショックで塩漬け成功

 

僕がFXトレードを始めたのは、2007年のことです。

そのとき僕は大学生で、色々とお金を稼ぐ方法を試していました。

 

当時はオーストラリアドルの金利がとても高く、FXキャリートレード全盛期だったので・・・

その流行に乗っかりたくて、僕はFXトレードを始めたのです。

ちなみにキャリートレードとは、高金利の通貨を買ってスワップ金利で儲けるという手法ですね。

 

オーストラリアドルの買いポジションを持って、毎日500円ぐらいスワップが付くのを僕は楽しく見ていました。

「毎日のお昼代を僕は働かずに稼いでいる!!」と、当時の僕はかなり得意げだったと思います。笑

 

しかし翌年の2008年、100年に1度と金融危機と呼ばれるリーマンショックが発生!!

100円ぐらいで買っていた僕のオーストラリアドルは、たった3か月で60円ぐらいまで大暴落しました。

そのとき「損切り」なんて言葉すら知らなかった僕は、一気に大きな含み損を抱えたのです。

 

今まで稼いできた昼食代とは比べ物にならないほどの評価損を目の前に、僕はただ元に戻ることを祈るしかありませんでした。

積み重なっていくスワップ金利を毎日確認しながら、「いつかプラマイゼロになれ!!」と日々強く念じていたのです。笑

 

当時どれだけ悲惨な状況だったかは、この動画を見れば分かるでしょう。

 

 

幸いにも僕はFXトレードを始めたばかりで、レバレッジは2倍ぐらいでやっていました。

そのため、強制決済まではいかず・・・

5年という長い塩漬け期間を経たものの、なんとかプラマイゼロでその取引を終わることができたのです!!

 

勘違いトレーダーの誕生

 

普通の人ならこの経験から、以下のように考えるでしょう。

 

「今回は危なかったな~」

「もう二度とこんな思いはしたくない」

「これからはちゃんと損切りしよう」

 

しかし僕はめっちゃアホだったので、以下のように考えました。

 

「レバレッジが低ければ、損切り置かなくてもイケる!!」

 

いま振り返れば、頭悪すぎです。笑

 

それからというもの「レバレッジを低くおさえる代わりに損切りをしない」というのが、僕のメイン手法になりました。

自分の思惑が外れても、まったく問題なし!!

建値に戻ってくるまで決済しないので、マイナスになることがありません。

 

「これが聖杯か~」

「FXトレードって楽勝じゃん」

 

勘違いMAXで突き進む、痛々FXトレーダーの完成です!!

 

アベノミクスで大ピンチ

 

当然ながら、僕は後で大きな報いを受けます。

それは2013年のことです。

 

それまで僕は、ユーロ円を中心に取引していました。

リーマンショック・欧州危機と続き、ユーロ円は長いダウントレンドを形成していたからです。

僕は短期でユーロ売りを繰り返し、コツコツと利益を重ねていました。

 

もちろん、損切りなんてしていません。

トレンドに乗っていたので、逆行されてもしばらく待てば値が戻ってきます。

一度も負けることなく順調に増えていく証拠金残高を見て、僕は天下を取った気分でした。笑

 

しかし自民党へ政権交代してアベノミクスが始まってから、状況は急変します。

長く続いていたダウントレンドが転換して、一気に円安が加速したのです!!

 

最初は「いつか値が戻ってくるだろう」と、僕は余裕の表情でユーロ円のチャートをながめていました。

でもそんな僕の期待をあざ笑うかのように、チャートはどんどん上昇していったのです。

長いこと忘れていたあの恐怖の感情が再び、僕の心を支配するようになりました。

 

確かにレバレッジはおさえめに取引していたので、強制決済になる可能性は少なかったです。

しかしFXトレードに慣れてきたこともあって、僕は貯金の大部分をFX口座に入れていました。

したがってそのときのポジションは、昔のオーストラリアドルとは比べ物にならないほど大きなものだったのです。

 

日に日に増えていく評価損で自分の全財産が食いつぶされていくのを見るのは、精神的にとてもツラいものがありました・・・

特に今回はオーストラリアドルのときと違って、売りポジションです!!

 

買いポジションであれば、「価格がゼロになる」という終着点があるのですが・・・

売りポジションの場合、チャートは上にどこまでもいけるので終わりが見えません。

「どこまで値が上がっていくか分からない」という売りポジションの恐怖は、ゼロという底がある買いポジションより何倍もキツいんですよ!!

 

精神崩壊して大損

 

気が付くと、僕はニュースを見るときに必ずユーロにマイナスとなるような記事を探すようになりました。

「EUはこれからダメになる」というような記事を見つけては、小おどりし・・・

「EUはこれから発展していく」というような記事が見れば、「これを書いた奴はバカだな」と自分に言い聞かせて無視したのです。

 

ユーロ売りのポジションを長い間持っているうちに、完全に見方がかたよった状態となってしまいました。

 

またそれから、僕はFXトレードで破産する夢をよく見るようになります。

マンガみたいにガバッと起き上がっては、「夢か・・・」と安心するのです。笑

そんな状態が続く中で、僕は満足に眠ることさえできなくなりました。

 

ベッドに入って目をつむると、どうしてもそのことが不安で頭がいっぱいになり・・・

なかなか寝付けなくなったのです。

 

こんな精神異常状態でFXトレードを続けていくのは無理だと、僕はついにギブアップしました。

「損切りしない」というルールをやめ、その売りポジションを段階的に決済していくことにしたのです。

参考:放置したFXの含み損がヤバい!僕が-100万円の塩漬けを解消した方法

 

結果として短期ショートでコツコツと稼いできた利益はすべて吹き飛び、さらに大きくマイナスとなりました!!

 

この日をさかいに僕はリスク管理の重要性を知り、しっかりと勉強するようになったのです。

現在は自分が作ったリスク管理ルールを厳格に守っていますし、100%逆指値を置くようにしています。

 

「損切りしない手法」は絶対ダメ

 

もしあなたが損切りを使わずにFXトレードを行っているなら、それをやめることを僕は強くおすすめします!!

たとえそれが、ちゃんと考え抜かれた「損切りを使わない手法」であったとしてもです。

 

確かにレバレッジをおさえていれば、強制決済になる可能性は少ないでしょう。

実際に、それを利用した「塩漬け手法」なんかもあったりします。

 

しかし、そういった手法はいずれ絶対に行き詰ります。

なぜなら戦略的に正しくても、心がそれについていけないからです!!

 

損切りの重要性については、以下の記事にくわしく書いています。

参考:FX損切りラインのpips目安はいくら?失敗しない損切り幅の決め方

ぜひこれをしっかり、頭に入れておいてください。

 

じゃないと遅かれ早かれ、僕みたいに悪夢で目を覚ますことになりますよ~

 

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