金融トレーダーになりたい!証券会社への就職が間違いな理由は?


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「プロの金融トレーダーになって、株やFXの取引でお金を稼ぎたい」という方へ!!

そのために証券会社へ就職するのが間違いな理由について、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします。

 

 

動画での解説はこちら

 

 

金融トレーダーになりたい

 

僕は以前、中高生に英語を教えていたことがあります。

参考:専業トレーダーになるには?独立するのに必ず必要なもの2つ

 

そしたら生徒の中で、「将来は金融トレーダーになりたい」と言う人が現れました!!

金融トレーダーという職業もそこまで認知されてきたのかと思うと、とてもうれしかったですね~

 

その子は、地元で最難関の高校のトップクラスに通う才女です。

高校1年生ですでに、大学入試レベルである英検2級を持っています。

おしとやかで人当たりも良く、とても将来有望な感じです。

 

そんな子が「金融トレーダーになりたい」と言うので、僕はもうビックリ仰天!!

ちなみに僕がFXトレードしていることを、その子はまったく知りません。

 

なぜ金融トレーダーになりたいのか、その理由を聞いてみると・・・

「将来は自分で株とかやってお金持ちになりたい!!」と、満面の笑みで返されました。

近頃の子にはめずらしく、欲望に素直で大変よろしい。笑

 

証券会社に就職は間違い

 

でもそんな彼女の次の言葉に、僕は「あれ??」と感じました。

「だから将来は、証券会社に入るつもりです」

結論から言うと、個人トレーダーと証券会社のトレーダーはまったく別モノです!!

前者は売買で稼ぐのに対して、後者は手数料で儲けます。

 

基本的に証券会社のトレーダーは、お客さんから受けた売買注文をさばくだけです。

顧客からの注文をたくさん消化して、その手数料を積み上げていきます。

 

実際に野村證券のサイトでは、以下のような説明がされていますよ。

 

証券用語解説集:トレーダー

株式や債券において自己のポジションなどを持ち、活発な売買取引をおこなうことによって利益を得ることを目的に、金融機関などに従事している担当者。

証券会社では、顧客に委託された株式や債券などの売買の仲介を行う担当者を指すことが多い。

 参考:トレーダー|証券用語解説集|野村證券

 

つまり証券会社のトレーダーは、顧客注文をシッカリ仲介することで稼ぎます。

自己ポジションを持って、自分の裁量で取引するわけではありません。

 

しかも近頃はコンピュータに置き換わっており、人の手で注文を受けないようになっています。

だって、機械の方が圧倒的に速くて正確ですからね~

 

したがって証券会社に入ったとしても、彼女が思い描いているトレードはできないでしょう。

人当たりが良いから、お金持ちに投資信託を売るような仕事になるのではないでしょうか??笑

「自分で株とかをやってお金持ちになる」スキルは、残念ながら得られないと思います。

 

どこに就職すべきか

 

どちらかと言うと彼女は、ヘッジファンドや投資会社に入社すべきです!!

彼らは個人トレーダーと同じく、売買利益で稼いでいますからね。


しかし日本で表立って金融トレーダーを募集しているところって、あまりないでしょう。

 

金融トレーダーは特殊な仕事なので、たいていはヘッドハンティングなどで採用されます。

 

なので自分から応募する方法としては、外資系投資銀行などの職種採用(マーケット関連)となるでしょうね。

しかしそのためには英語はもちろん、立派な学歴も必要となります。

 

そういったことを丁寧に説明してみましたが、彼女は「??」な感じでした。

まあこれから少しずつ、金融のことを分かってもらえればと思います。

 

まとめ

 

個人トレーダーと証券会社のトレーダーは、まったくの別モノです。

証券会社に入ったとしても、トレードで稼ぐスキルは得られないでしょう。

トレードスキルを得るなら、ヘッジファンドや投資会社に入社すべきですね。

 

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