FXトレードの勉強をしているうちに、何が正しいのか分からなくなった方へ。
どうやったらその混乱から抜け出せるのか、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!
FXトレードがわからなくなった
FXトレードについてドンドン勉強していくと、ある現象が生じます。
それは、何が正しいのか分からなくなってくること!!
色々な本やネットの情報、先輩の言葉などを参考にしているうちに・・・
矛盾する点や相反する内容が、次々と出てくるのです。
たとえば、「チャートパターンは重要」と書いてある本もあれば・・・
「チャートパターンはあてにならない」と書いてある本もあります。
また「なくなってもいいお金をFXトレードに使うべき」と言う人もいれば・・・
「失ってはいけないお金だからこそ真剣になる」と言う人だっているのです。
もう「どっちやねん!!」って、ツッコミを入れたくなりますよね。笑
羽生善治さんの本にヒントあり
こういった混乱はFXトレードに限らず、知識を蓄えていく上で必ず生じてくる問題です。
ではこれに対処するには、一体どうしたら良いのでしょうか??
そのヒントになることが、羽生善治さんの著書「決断力」に書いてあります!!
これは400年続く将棋界で始めて7冠独占を達成した、天才棋士の思考回路がのぞける本です。
この本の中に、以下のようなことが書かれてあります。
最初は真似から始める。
しかし丸暗記しようとするのではなく、どうしてその人がその航路をたどったのか、どういう過程でそこにたどり着いたのか、理解することが大切
まず自分の頭で考える
将棋の世界には、定跡(じょうせき)と呼ばれる戦略の知識があります。
将棋のプロを目指す人たちはまず、この定跡を一生懸命に覚えるのだそう。
しかし定跡は、必ずしも正しいとは限りません。
10年前に定跡と言われていたものが、実は間違いだったということは多くあるようです。
そういった、玉石混交の膨大な知識に埋もれないため・・・
羽生さんはまず、「自分の頭で考えること」をやってきたとのこと!!
本や先輩が言うことをうのみにしないで、とりあえず自分が実際にやってみるのです。
すると「ああ、こういうことだったのか」と理解でき、大きな手ごたえを得ます。
そうやって、定跡をただ記憶するのではなく・・・
自分の判断を付け加えていくことで、より高いレベルに昇華させていったそう!!
知識を知恵に変える
僕も思い返してみると、そうやって自身のトレード知識を身に付けてきたように思います。
どっちが正しいのか迷ったときは、デモトレードや実践でとことん試してきました。
そうやって試行錯誤していくうちに、自分なりの答えが見つかっていきます。
「他人から得た知識」が、「自分の知恵」へと進化する瞬間です!!
そういった経験を積んでいくと、「この本には共感する部分が多いな」とか・・・
「この人の言うことはしっくりくるな」というのが、だんだんと出てきます。
それは自分に知恵が付いて、情報を取捨選択するための判断基準ができあがってくるからです。
それからはその判断基準をもとに情報を見定めるようになり、あまり迷わなくなります。
なので迷ったときは自分の手で確かめ、自分の頭で考えることで自分なりの答えを導き出してください!!
その蓄積で自分の判断基準ができあがり、徐々に惑わされなくなりますよ。
参考までに、僕の基準によって良書と判断したトレード本を以下にリストアップしています。
参考:FXデイトレードのおすすめ本12選!100冊以上読んだ僕が厳選
まとめ
FXトレードについて勉強していくと、何が正しいのか分からなくなることがあります。
そんなときはデモトレードや実践などを使い、自分の手でとことん試してみましょう。
そうやって試行錯誤していくうちに、自分なりの答えが見つかっていきます。
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