ウォール街のランダムウォーカー要約と感想!投資本おすすめ1位


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おすすめ投資本で1位だった「ウォール街のランダム・ウォーカー」を読みました。

僕にとって新たな発見があったので、ここに要約と感想を残しておきます。

 

 

おすすめ1位の投資本

 

以前、ネット上でおすすめされている投資本を調べました。

参考:投資本の名著はどれ?ネット上のおすすめ書籍で統計を取った

 

その結果、ウォール街のランダム・ウォーカーという本が1位だったのです。

調べた16サイトのうち、ほぼ半分の7サイトがこの本を紹介していました!!

 

 

それだけ万人にとって分かりやすく、また濃い内容なのでしょう。

とても気になったので、この本を読んでみました!!

そして僕が学んだことを、ここで皆さんにシェアします。

 

ウォール街のランダムウォーカーの要約

 

ランダムウォークとは

 

ランダムウォークとは、「過去の動きから将来の動きを予測することは不可能」と言う意味の言葉です。 

つまり株価がある法則にしたがって動くということはなく、予想は不可能だということ!!

 

著者のバートン・マルキーユはその観点から、テクニカル派とファンダメンタル派を徹底的に批判しています。

ちなみにテクニカル派とは、株価チャートから将来の株価を予想できると考える人たちのことで・・・

ファンダメンタル派とは、財務諸表から将来の株価を予想できると考える人たちのことです。

 

著者が彼らを否定する根拠は、プロが運営する投資信託の長期リターンが市場平均よりも低いという明確なデータ。 

本書では「サルがダーツを投げて選んだ株を運用するのと、ファンドマネジャーの成績は変わらない」と結論付けています。

 

インデックスファンドが最適

 

以上のことから・・・

低コストで市場平均に投資できる「インデックスファンド」が最適と、著者は結論付けています!!

 

「どうせプロが運営する投資信託は、長期的に平均以上の成績を残せない」 

「なら運用コストと売買手数料が安い、インデックスファンドを買うべき」

 

そう言って、以下のような投資方法をおすすめしているのです。

 

対象:インデックス

方法:積立投資

期間:長期保有

 

しかしながら、インデックス投資が唯一絶対の正解とは言っていません。

なぜならインデックス投資でも、1年で半分近くのお金を失うような年があったからです。

 

ポートフォリオを組む

 

なので、全額をインデックスファンドに投資するのではなく・・・

必ずノーリスクの資産(現金や債券など)もあわせて持つことを、著者は推奨しています。

 

「投資の総リターンの90%は、資産の配分によって決まる」

「残り10%は、具体的にどの銘柄や投資信託を買うかによる」

 

つまり何を買うかより、どういう配分で資産を持つかの方がはるかに重要なのです!!

本書では各年齢に応じた、理想的な資産配分の例を示しています。

具体的には、以下の通りです。

 

年齢層 株式の比率 債券の比率
20-30代 75-90% 25-20%
40-50代 65-75 35-25
60代 45-65 55-35
70代 35-50 65-50
80歳以上 20-40 80-60

 

読んでみた感想

 

インデックス投資の重要さは、以前に読んだ「敗者のゲーム」にも書いてあったので知っていました。

参考:成功者がおすすめする投資本とは?「敗者のゲーム」の要約と感想

 

しかし「それよりも資産配分の方がずっと大事」というのは、自分の知らなかった真ことです!!

 

しかし自分に最適なポートフォリオを組むって、なかなか難しいですよね~

なので以前に紹介したウェルスナビのように、自動的に最適な資産配分で運用してくれるサービスって重要だなと思いました。

参考:おすすめのリスク許容度は?ウェルスナビの使い方を徹底解説

 

テクニカルは通用しないか

 

あと、テクニカル手法でFXトレードをしている僕にとって・・・

テクニカル派を全否定しているのは、ちょっと読んでてツラかった。笑

 

しかし10年以上FXトレードしてきた僕の経験から言うと、相場は完全なランダムウォークではありません!!

ほぼランダムウォークですが、ちょっとした「ゆがみ」が生じるときがあります。

 

なぜそのような「ゆがみ」が発生するかと言うと、人間が取引しているからです。

なので感情が高まるような局面では、どうしても「心理的にこっちに動きやすい」といった流れが起こります。

参考:万能な手法とは?相場の原理原則に沿った最強のトレード方法

 

完全にランダムウォークなら、勝つ人と負ける人は半々になりそうですが・・・

実際には9割の負け組と、1割の勝ち組に分かれるのです。

参考:勝ち組トレーダーの割合は?日経新聞の調査から勝ってる人の割合を計算した

 

これはなぜかというと、感情に流される大多数とそれをコントロールする術を身に着けた少数がいるからでしょう。

その感情の流れを取っていくのが、僕たちFXトレーダーの仕事なのです!!

参考: トレードはビジネスと考えることが成果を出すのに有効な戦略である理由

 

まとめ

 

ウォール街のランダム・ウォーカーは、投資家に一番おすすめされている投資本です。

低コストで市場平均に投資できる「インデックスファンド」が投資に最適と書いてあります。

また投資はどういう配分で資産を持つかで、成績の90%が決まるといった内容でした。

 

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