ロボアドバイザーとして有名なウェルスナビ(WealthNavi)を始めて、4年目となります!!
自分が選んだリスク許容度や運用プランのほか、実際に使って分かった上手な使い方をお伝えします。
- 4年目の運用実績
- ロボアドバイザーとは
- ウェルスナビの評判
- ウェルスナビのメリット
- ウェルスナビの使い方
- 手数料1%は高くない
- リスク許容度ごとの運用実績
- リスク許容度3の資産配分
- 今後も改善されていく
- 投資・お金でよく読まれている記事3つ
4年目の運用実績
ウェルスナビの運用実績(リスク許容度5)は、以下の通りです。
積立投資4年目に入り、現在は円建てで+17.19%の利益が出ています!!
参考:ウェルスナビ
各資産の運用状況は、以下の通りです。
米国株(VTI)が+19.19%と最も伸びが大きく、利益金額も+34,906円と多いですね。
参考:ウェルスナビ
ロボアドバイザーとは
「ロボアドバイザー」とは、全自動で資産運用をしてくれるサービスです!!
従来の資産運用で行っていた以下のようなプロセスを、すべてお任せでやってくれます。
・資産配分の決定
・金融商品の選択
・入金
・発注
・積立
・再投資
・リバランス
・税金最適化
時間がなくても、知識がなくても・・・
スマホで手軽に、世界水準の資産運用を実現してくれます!!
以前は大金持ちしかできなかった、「総合的な資産運用の委託」ですが・・・
ITの発展によって、僕らにも身近な存在になったのはうれしいですね。
実際にロボアドバイザーは、ドンドンとその存在感を増しています。
運用残高はここ1年で、なんと4倍以上にふくらんでいるそうです!!
ロボットアドバイザーの運用残高が伸びている
— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2018年3月24日
登場から2年で計1220億円と1年間で4倍以上に膨らんだ
手軽さを武器にITに抵抗感がない若年層の資金を集めている
最も残高が大きいのがウェルスナビで次いで楽天証券
https://t.co/3Q2xEKPZSa
また世界最大の投資銀行であるゴールドマンサックスも、ロボアドバイザーに参入しますよ。
米ゴールドマン、ロボアドバイザーによる自動投資サービス開始を準備 https://t.co/1AX26MV0Z6
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年3月22日
これからの資産運用は、「どこの会社に投資するか」を選ぶのではなく・・・
「どこのロボアドバイザーに投資するか」を、選ぶ時代になっていくのでしょう。
ウェルスナビの評判
参考:ウェルスナビ
ロボアドバイザーのサービスを提供しているところは、いくつかありますが・・・
その中でも利用者が最も多く、評判が高いのがウェルスナビです!!
ここは日本でいち早く、ロボアドバイザーのサービスを手掛けています。
日本の3大都市銀行と政府系銀行から出資を受けている、ロボアドバイザーの本命です。
参考:ウェルスナビ
またこれらの他にSBIグループも出資し、業務提携を行っています。
SBI創設者の北尾さんは、ウェルスナビを以下のようにベタ褒め。笑
北米を含めて数々のロボアドバイザーを手掛けるスタートアップを精査してきたが、最も卓越した技術を持つ企業を日本で見つけられた。
参考:17年が正念場 世界で勝負「日の丸フィンテック」:日本経済新聞
実際にウェルスナビは現在、預かり資産・運用者数ともに日本国内でナンバーワンです!!
ツイッターで口コミ評価を調べてみましたが、ポジティブな意見が多かったですね。
現在は相場が良く利益が出ているためか、ネガティブな意見を見つけることができませんでした。笑
なんか最近調子がいいですね!
— へるる (@he_lu_ul) 2019年4月5日
銀行に預けたままならこんなことにはなってないって考えると、知っててよかったウェルスナビ 💪#WealthNavi #ロボアドバイザー pic.twitter.com/re8dWhs91a
おはようございます!
— xx SISIMARUxx (@sisimaruxx) 2019年4月4日
4/5 ウェルスナビ
ここまでのプラス域は、はじめてかも。分配金もうまうま。 pic.twitter.com/cwohctqqk8
ウェルスナビの含み益が久々の最高値更新。
— たじーん@パパ投資家(๑•̀ㅂ•́)و✧ (@TaziiinI) 2019年4月5日
-7万円超えだった頃もあることを考えると気持ちもだいぶ楽になったが、利益のほとんどを米国株に頼っているので油断は禁物。引き続きじっくり運用していくべし(๑•̀ㅂ•́)و✧#WealthNavi pic.twitter.com/LBpAGyidCO
4/6結果
— らび@ゆる投資女子 (@rabi00kurashiUP) 2019年4月6日
昨日よりさらに伸びた!😳
調子良すぎてこわいぞ🙄#ウェルスナビ #WealthNavi pic.twitter.com/KtCAw5SDXD
ウェルスナビがちょっと回復してきました✨
— りょーすけ@有益行動学 (@ryosukeblog05) 2019年4月5日
当然リスクはありますが、自動入金と放ったらかし可能なのでロボアドバイザーなかなかいいですよ😊
僕は新卒入社してすぐ始めました〜 pic.twitter.com/P1OJXIXFYv
またテレビCMも、積極的に行われていますね。
参考:ウェルスナビ
ウェルスナビのメリット
そんなウェルスナビのメリットは、以下の3つです!!
1. 手数料がシンプル
ウェルスナビの手数料はとてもシンプルで、年率たった1%です!!
それ以外には、何も手数料はかかってきません。
そして3,000万円を超える部分は年率0.5%と、さらに低くなります。
参考:ウェルスナビ
さらに50万円以上の投資なら、手数料の長期割もありますよ。
半年に0.5%ずつ、最大で0.9%まで手数料が下がります!!
参考:ウェルスナビ
2. 利回り実績No.1
ロボアドバイザー各社が公表している、2017年度の運用実績は以下の通りです。
ウェルスナビが最低利回りと最高利回り、ともに最も高くなっています!!
ロボアドバイザー | 年率利回り |
ウェルスナビ | 4.5~16.2% |
テオ | 1.9~12.9% |
楽ラップ | 4.1~15.6% |
マネラップ | ~10.9% |
またマネー雑誌「MONOQLO the MONEY 2018年6月号」では、各ロボアドバイザーの利回りを比較した調査が行われました。
そこでもウェルスナビは利回り実績1位となり、「ベストバイ」に選ばれています!!
運用約2年で最大18%超の利回りを記録!
リスク許容度別のクラスは5つで、いずれもプラスリターン。
かかるコストを凌駕する高い運用実績が◎
3. 税金を軽くしてくれる
ウェルスナビには「自動税金最適化(DeTAX)」という、他のロボアドバイザーにない独自機能があります。
これは簡単に言うと、支払う税金を少なくしてくれる機能です!!
含み損のある銘柄をいったん売って、すぐに買い戻すことで損失を実現させ・・・
それを利益を相殺させることで、その年の税負担を軽くしてくれます。
またウェルスナビは、特定口座にも対応しています!!
口座を作る際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、確定申告をする必要はありません。
税金の金額だけでなく、税金の手続きも軽くしてくれますね。
参考:ウェルスナビ
上記「1. 手数料がシンプル」にて、ウェルスナビの手数料は1%と伝えましたが・・・
この機能によって、実質の手数料は0.4~0.6%まで下がるそうです!!
参考:ウェルスナビ株式会社柴山CEOへインタビュー:SBI証券
ウェルスナビの使い方
今回ウェルスナビに口座開設して、実際にお金を投資してみました!!
口座開設から資産運用までの流れは、以下のようになっています。
1. 運用プランを診断
2. 口座の開設
3. 運用プランの設定
4. 口座に入金
5. 資産運用の開始
運用プランを診断
口座開設の前にまず、運用プランの無料診断を受けました!!
参考:ウェルスナビ
所要時間は1分ぐらいでしたね。
具体的に聞かれたことは、以下の6つでした。
・ 年収
・ 年齢
・金融資産の金額
・毎月の投資予定額
・資産運用の目的
・株価が下落した時の対処法
僕の診断結果はどうなったかというと、リスク許容度は5段階中の5!!
「ガンガンにリスクを取っていこう」ということですね。
参考:ウェルスナビ
提案された投資先と、その配分は以下の通りです。
株式に80%、金に10%、債券と不動産に5%ずつという感じですね。
参考:ウェルスナビ
「リスク許容度が最低の1ならどうなるのかな」と、やってみたところ・・・
提案された配分は、株25%・債券65%・金と不動産に5%ずつでした。
リスク許容度5と比べ、株から債券にだいぶ比率が移っていますね。
参考:ウェルスナビ
運用には海外ETFが使われる
上の資産クラスを見ると、「VTI」や「VTA」など・・・
ウェルスナビの運用には、海外ETFが使われています!!
参考:ウェルスナビ
「ETF」とは、上場投資信託のことです。
銀行窓口で買うような普通の投資信託より手数料が安く、簡単に取引できる特徴があります。
参考:ETFとは?投資信託との違いは?元銀行員がわかりやすく解説
投資対象の各銘柄を、くわしく調べてみると・・・
海外ETFの中でも、特に保有コスト(信託報酬)が低いものを選んでいる印象ですね!!
参考:WealthNaviウェルスナビで使われている海外ETF7種まとめ
ちなみに日本の投資信託を使うと、手数料がバカ高いです。笑
長期で運用していくことを考えたら、海外ETFで間違いないでしょう!!
日本の投資信託を購入する顧客が投資1年目に支払う手数料は販売手数料と信託報酬の合計で4.73%、その後も毎年1.53%もの信託報酬を支払うことになる
— ゆきひろ@金融トレーダー (@yukihiro_fx) 2017年1月22日
それと比べ、米国の場合は1年目の合計で0.87%、2年目以降0.28%に留まる
そして収益率において日本はマイナスに沈んでいる
リスク許容度1を選ぶ
僕の診断結果は、リスクが一番高い「リスク許容度5」と出ましたが・・・
実際の運用は、リスクが一番低い「リスク許容度1」で行うつもりです。
なぜなら近い将来、相場の大きな下落があると考えているから!!
景気も相場も「波」です。
上げたら下げ、下げたらまた上げるの繰り返し・・・
金融市場はこれまでずっと、そうやって上下を繰り返してきた歴史があります。
そして今はどちらかというと、上げ切った状況にあると思うのです。
例として、アメリカ株(S&P500)の長期チャートを見てみましょう。
今は、過去の最高値をガンガン更新中!!
ちなみに、2回大きく落ちているのは「ITバブル崩壊」と「リーマンショック」ですね。
これを見ると近々、下げ局面がやって来ると考えられるでしょう。
したがって僕は、株よりも債券の比率が大きい「リスク許容度1」にします。
債券はリーマンショック時に価格を上げた、数少ない資産の1つですからね。
実際にこの「リスク許容度1」だと、リーマンショック級の暴落が起こってもほとんど値崩れしないみたいです。
過去シミュレーションでは、以下のようになっています。
参考:ウェルスナビ
とりあえず当面はリスク許容度1で、暴落に備えておき・・・
実際に暴落が起こった後で、リスク許容度を上げる予定です。
【追記】リスク許容度5で固定することにしました。
相場の動きを予想してリスク許容度を変えても、あまりうまくいかないと考えるようになりました。
「ほったらかし」が長期投資の成功法なので、もともと自分の診断で出た「リスク許容度5」で放置することにします。
参考:リスク許容度はいつ変えればいい? | WealthNavi
手数料無料で即座に入金
運用方針が決まったということで、実際にウェルスナビへお金を入金します。
入金方法は、「クイック入金」と「通常振込」の2種類でした。
以下6銀行のいずれかの口座を持っていれば、クイック入金が可能です。
手数料無料で送金でき、送金後は即時に残高へ反映されます!!
参考:ウェルスナビ
上記の口座を持っていない人は、指定口座へ通常振込となります。
残高に反映されるまで時間がかかり、人によっては手数料がかかるでしょう。
参考:ウェルスナビ
僕はみずほ銀行の口座を持っていたので、そこからクイック入金しました。
クイック入金の対象銀行はどんどんと増えているので、ここらへんはまだ改善されていきそうですね。
運用プランを決定
さて入金は完了したものの、まだ現金比率100%。
参考:ウェルスナビ
いよいよここから、運用プランを決めていきます!!
僕の診断結果は、リスク許容度5ですが・・・
参考:ウェルスナビ
「詳細設定」のボタンをタップし、リスク許容度を変更します。
参考:ウェルスナビ
リスク許容度を、5から1に変更できました。
参考:ウェルスナビ
これで、「プランを決定」のボタンを押したら完了です!!
参考:ウェルスナビ
上を見ると、現在キャンペーン中のようですね。
新たに積立を申し込んだら、現金がプレゼントされるとのこと!!
どちらにしても、積立投資はする予定だったので・・・
「積み立てる」のボタンをタップして、自動積立の設定も行いました。
参考:ウェルスナビ
毎月の積立額を、1万円(年12万円)に設定しましたよ。
毎月1万円ずつ、コツコツと世界に分散投資していきます!!
引き落としは26日で、入金は11日になるそうです。
入金日が11日っていうのが、とても良いですね~
というのも、月の真ん中ぐらいを積立日にすると高値づかみをする可能性が減ります。
株式市場で毎月第1営業日の株価が上昇する「月初の株高」
— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2018年3月28日
積立投資を手掛ける個人投資家の多くが月初に買い付けるのが一因
月初めの購入は不利
日経平均の場合、月半ばの購入がやや有利という傾向だった
S&P500も月半ばがやや有利だ
https://t.co/hloIa1OWk8
ウェルスナビはこのことを知ってて、わざとこの日にしているのかな??
だとしたら、かなりの策士ですね。笑
毎月お金を引き落とす口座は、どの銀行でもオッケーです。
一度設定すれば、手数料なしで毎月自動的に入金してくれます!!
参考:ウェルスナビ
これは素直に、とてもうれしかった~
毎月1万円を送金するたびに手数料がかかったら、悲しすぎますからね。笑
運用は深夜に開始
さて、これでバッチリ運用されるのかなと思いきや・・・
現金100%から、まったく変化なし。笑
参考:ウェルスナビ
「何か間違えてるのかな??」
不安になった僕は、色々と調べてみました。
するとウェルスナビ は、日本時間20時まではお金を受付するだけみたいです。
そして夜中、20時までに受付したお金をまとめてニューヨーク証券取引所に出すとのこと。
ちなみに適用される為替レートは、ロンドン時間16時(日本時間の深夜0時)のレートです。
いわゆる、「ロンドンフィックス」ってやつですね。
参考: 逆張り禁止!FXトレンドフォロー手法に最高な時間帯3つ
次の日、あらためて見てみるとシッカリ運用が始まっていました!!
参考:ウェルスナビ
おっ、さっそくプラスだ。笑
出金しても運用は続く
ここまでやって、ふと思ったことがあります。
それは、「出金したらどうなるんだろう」ということ!!
ウェルスナビは、最低投資額が100万円です。
なので今回、100万円を入れました。
【追記】最低投資額が10万円に引き下げられました!!
しかしたとえば、何らかの理由で出金をしなければいけなくなったとき・・・
残高が最低投資額を下回っても、ちゃんと運用してくれるのでしょうか??
これについて「よくあるご質問」で調べたものの、書いてありませんでした。
なのでウェルスナビに直接、メールで問い合わせてみることに!!
その回答が、こちらです。
これを読むと、残高が最低投資金額を下回っても運用されるようです!!
ちなみに、メールの返信は1日以内に来ました。
こういう問い合わせに、素早く対応してもらえるのはありがたいですね。
試しに出金してみた
ということで、実際に出金もやってみました。笑
10万円だけ残して、90万円を出金してみます。
参考:ウェルスナビ
すると翌日、総資産のほぼ全額が現金化されていました。
参考:ウェルスナビ
出金を依頼した当日に投資は解約となり、現金化されますが・・・
実際に、それが銀行口座に入金となるのは「4営業日後」です!!
土日をはさむと、ほぼ1週間かかることになりますね。
参考:ウェルスナビ
出金手続きから4営業日後、確かにウェルスナビ から銀行口座へ出金されました。
それと同時に、残りの10万円でしっかり分散投資も再開されています。
参考:ウェルスナビ
出金手続きをしたとき、米国債券と物価連動債のETFを1口ずつ残して全決済となっていましたが・・・
少額でも、出金完了後にしっかりと運用されるみたいですね!!
それぞれ1~2口ずつ、新たに買ってくれています。
参考:ウェルスナビ
出金した90万円ですが、とりあえず現金として残しておきます。
当分は残した10万円+毎月1万円の積立で、ウェルスナビでの投資を続け・・・
金融危機で相場が大きく下がったとき、とっておいた90万円を追加投資する予定です!!
7~10年周期で繰り返される上げ相場と下げ相場という長期的な視点で考える
— ゆきひろ@金融トレーダー (@yukihiro_fx) 2017年4月3日
○○ショックの2番底か3番底で割安になっているものに投資する
ダウが市場最高値を更新し市場が加熱してきたら早めに手仕舞する
これだけでほぼ負けない投資になる
手数料1%は高くない
今回出金をしてみて驚いたことは、手数料がまったくかからないこと!!
ウェルスナビでお金が投資されるまでの手順は、以下のようになっています。
1. 銀行口座から日本円を送金
2. 日本円を米ドルに両替
3. NY証券取引所で各種ETFを購入
そして投資を解約して、出金されるまでの手順は以下の通り。
4. NY証券取引所で保有ETFを売却
5. 米ドルを日本円に両替
6. 指定の銀行口座に送金
この1~6の流れで、送金2回・両替2回・ETF売買2回しているのですが・・・
これらに手数料は、一切かかっていません!!
僕は今回、たったの数日で90万円を解約しました。
こんなことしたら、手数料分だけマイナスになりそうなところ・・・
むしろ、プラスで終わることができています。笑
これって意外とスゴイことなんじゃないかと、僕は思うんですよね~
ぶっちゃけ分散投資って、自分でも行うことができます。
ウェルスナビに年1%の手数料払わなくても、自分で海外ETFを買えば良いのです。
マネックス証券などでは実際に、海外ETFを購入することができます。
しかしこれらの証券会社ではいずれも、取引するたびに売買手数料や為替手数料がかかってくるのです!!
参考:マネックス証券
これらの手数料は長期的に考えたら、かなり大きな差となって表れてきます。
なぜなら分散投資って、買ったらそれで終わりじゃないから!!
時間の経過にともない、それぞれの資産で利益や損失が発生するので・・・
放っておくと、分散投資のバランスが崩れてきます。
なので最低でも、1年ごとにリバランス(資産配分の再調整)をしなければいけません。
たとえば1年後に株が上がって、債券が下がっていたら・・・
上がった分の株を売って、その分で債券を買い足すといった作業が必要となってきます。
するとその作業ごとに、また売買手数料や為替手数料がかかってくるのです!!
さらに積立投資で、毎月買い付けていこうと思ったら大変でしょう。
毎月、購入手数料と為替手数料を支払うことになりますし・・・
ETFって積立設定できないので、毎月手動で買い付け作業を行うハメになります!!
こういった手間や、そのたびにかかる手数料のことを考えたら・・・
ウェルスナビの年1%という手数料は、そんなに高くないと僕は感じました。
リスク許容度ごとの運用実績
「リスク許容度は、どれにするのが一番良いのだろう??」
ふと疑問に思ったので、過去の運用実績から調べてみました!!
ウェルスナビでは、過去の運用実績シミュレーションを見ることができます。
参考:ウェルスナビ
シミュレーションの期間は、2008~2017年の9年間です。
黒の縦線は、リーマンショックが起こった時期ですね。
つまり「100年に1度の金融危機の直前」という最悪のタイミングから、資産運用を始めたシミュレーションが見れるわけ!!
これ、運用金額やリスク許容度を色々と変えたシミュレーションを作ることができます。
なのでこの機能を使い、設定するリスク許容度はどれが一番良いのかを調べてみました!!
まず、シミュレーションの前提条件です。
運用は100万円スタートで毎月積立はなし
リバランスを継続して行ってきた場合を想定
毎月の収益率が正規分布することを前提に計算
運用手数料を引いて計算
税金控除は計算に含まない
参考:ウェルスナビ
ではこの条件の下で、リスク許容度を変更していき・・・
シミュレーションがどう変化するか、見てみましょう!!
リスク許容度1
参考:ウェルスナビ
最低:2009/01 71.3万円 (-28.7%)
最高:2015/05 154.5万円 (+54.5%)
直近:2017/02 145.0万円 (+45.0%)
リスク許容度2
参考:ウェルスナビ
最低:2009/01 66.0万円 (-34.0%)
最高:2015/05 161.5万円 (+61.5%)
直近:2017/02 153.4万円 (+53.4%)
リスク許容度3
参考:ウェルスナビ
最低:2009/01 60.6万円 (-39.4%)
最高:2015/05 161.9万円 (+61.9%)
直近:2017/02 153.7万円 (+53.7%)
リスク許容度4
参考:ウェルスナビ
最低:2009/01 55.8万円 (-44.2%)
最高:2015/05 161.0万円 (+61.0%)
直近:2017/02 152.9万円 (+52.9%)
リスク許容度5
参考:ウェルスナビ
最低:2009/01 51.9万円 (-48.1%)
最高:2015/05 157.1万円 (+57.1%)
直近:2017/02 148.3万円 (+48.3%)
どのリスク許容度においても、運用資金が最低・最高になる時期は変わりませんでした!!
最低になったのは、リーマンショックで一番の底となった2009年1月で・・・
最高はドル円125円となり、アベノミクスが頂点に達した2015年5月です。
またリスク許容度が大きくなるほど、最低時の下げ幅は大きくなっています!!
「リスク許容度1」では、30%弱の下げで済んだものの・・・
「リスク許容度5」では、半分近くまで資産が減りました。
そしておもしろいのが、最高時の上げ幅です。
リスク許容度が大きいほど、利益も大きくなるのかと思いきや・・・
実は、そうなっていません。
運用資金が一番増えたのは「リスク許容度3」で、+61.9%です!!
リスク許容度3は最高時だけでなく、直近でも一番大きな資金を維持しています。
ウェルスナビはリスクを上げれば、それに応じてリターンも上がるというわけではないんですね~
リスク許容度3の資産配分
では、リスク許容度3のポートフォリオはどうなっているのか??
それは、以下の通りです。
参考:ウェルスナビ
株式6割、債券3割で、残り1割を金と不動産で持つという形ですね。
以前紹介した「賢明なる投資家」という本には、株と債券の比率について以下のように書いてあります。
参考:最強の投資本はどれ?ネット上のおすすめ書籍で統計を取った
基本的なルールとして、株式の割合は最低で25%、最高で75%の範囲内に、すなわち逆に債権の割合は75%から25%の間とすべき。
株式の比率は、25~75%の間でおさめた方が良いみたいですね。
特に「株式6割・債券4割」というのは、金融業界では伝統的なアセットアロケーションです。
なので株式の比率が6割というのは、バランスの良い理にかなった投資方法なのでしょう。
逆に株式の比率が8割となるような「リスク許容度5」は、ちょっとやめておいた方が無難かもしれません。
下振れリスクは1番高いくせに、リターンではリスク許容度3・4に負けています。
僕は当面ウェルスナビでは、毎月1万円ずつの積立投資を続けていく予定です。
しかし大きな金融危機が起こって、相場がクラッシュしたとき・・・
現金化した90万円とその他の遊休資金を複数回に分けて、追加投資します。
そしてリスク許容度を、1から3へと変更するつもりです!!
それだけで、将来のリターンは大きく押し上げることができるでしょう。
【追記】リスク許容度5で固定することにしました。
相場の動きを予想してリスク許容度を変えても、あまりうまくいかないと考えるようになりました。
「ほったらかし」が長期投資の成功法なので、もともと自分の診断で出た「リスク許容度5」で放置することにします。
参考:リスク許容度はいつ変えればいい? | WealthNavi
今後も改善されていく
このサービスはまだ始まったばかりなので、これから改善や変更がされていくでしょう。
最新の情報については、公式サイトで確認してください。
投資・お金でよく読まれている記事3つ