「クレジットカードの海外旅行保険は90日間だけだから、長期滞在には使えない」という方へ。
利用付帯のクレジットカードを使うことで、海外旅行保険の期間を延長する裏ワザを教えましょう!!
クレカの海外旅行保険の弱点
以前、海外旅行保険はクレジットカードで準備できるという記事を書きました。
補償の手厚い年会費無料のクレカを数枚持てば、タダで海外旅行保険を準備できるのです。
参考:海外旅行保険には入らない!保険料を払わず安全に旅する方法
しかしこの方法の最大の弱点は、期間が定められていること!!
クレカの海外旅行保険は基本90日までと決まっており、それ以上の長期滞在だと補償が足りません。
かといって一般の海外旅行保険に申し込むとなると、多額の費用がかかります。
90日以上の長期海外旅行保険だと、保険料は最低でも10万円を超えますね。
参考:損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険 | 長期(3か月~2年)用
利用付帯のクレカとは
「海外に長期滞在する予定だが、高額な海外旅行保険を払えない」
そういう方には、無料でクレカの海外旅行保険を延長する裏ワザがあります。
そのカギとなってくるのが、「利用付帯のクレジットカード」です!!
まず、利用付帯とは何か??
海外旅行保険が付いているクレカには、以下の2種類があります。
1.利用付帯
旅行代金をカードで支払ったら、補償が付く。
2.自動付帯
何もしなくても海外出国したら、補償が付く。
短期旅行の場合、自動的に補償が付く「自動付帯」が便利ですが・・・
長期旅行の場合は、逆に「利用付帯」の使い方が重要になってくるのです!!
期間を延長する裏ワザ
それでは、具体的に裏ワザの方法をお伝えしましょう!!
1.まず自動付帯のクレカを使う
まず最初の90日間は、自動付帯のクレカを使って海外旅行保険に入ります。
クレカの補償金額は合算できるので、複数枚を発行して補償を手厚くしておきましょう!!
参考:海外旅行保険には入らない!保険料を払わず安全に旅する方法
2.次に利用付帯のクレカを使う
90日の補償期間が終わるときに、利用付帯のクレカで現地の旅行代金を支払います。
するとそのときから利用付帯クレカの補償が始まり、新たに90日間の海外旅行保険が追加されるのです!!
これも利用付帯のクレカを複数枚使い、補償を手厚くすべきですね。
3.上記2を繰り返す
補償が切れそうになったタイミングで、上記2を繰り返します。
すると利用付帯のクレカを持っている数だけ、補償期間を延長することが可能です!!
裏ワザの注意点
ただし、この裏ワザを使うには以下の注意点があります。
1.公共交通機関の支払いのみ
利用付帯は旅行に関わる費用をクレカで払うことで、海外旅行保険が付きます。
この費用は厳密に決められていて、海外で補償を有効にするには「公共交通機関の支払い」のみです!!
したがってホテルや現地ツアーの代金をカードで支払っただけでは、補償はスタートしません。
2.その旅行に関わる交通費のみ
クレカで支払う公共交通機関の代金は、その旅行に関するものでないといけません!!
次回の旅行代金であったり、利用しないことを前提に購入したチケット(捨てチケット)ではダメです。
特に捨てチケットは保険金詐欺となる可能性もあるので、絶対にやめましょう!!
3.利用できるのは1回のみ
利用付帯クレカの海外旅行保険が有効になるのは、1旅行につき1回だけです!!
交通費を支払うたび、何度も補償されるわけではないので注意してください。
ただし一度日本へ帰国するとリセットされ、新たに使えるようになります。
4.使えない利用付帯クレカがある
利用付帯クレカの中には、出国前の支払いでないと補償が効かないものがあります。
こういったカードの場合、海外で交通費を払っても海外旅行保険が有効にならないので注意が必要です。
具体的には、「楽天カード」「ニコスVIASOカード」「高島屋カード」などがそうですね。
5.補償金額が低い
海外での交通費の支払いで海外旅行保険が有効となる利用付帯クレカは、基本的に補償金額が低いです。
なので十分な補償を持つには何枚もあわせ持って、それらを現地で使わなければいけません。
理論的には無限に延長できますが、手間などを考えると半年(90日+90日)が限界でしょう。
年会費無料の利用付帯クレカ
この裏ワザが使える年会費無料の利用付帯クレカは、以下の3つです。
1.リクルートカード
この裏ワザを行うのに最も適したカードが、このリクルートカードです。
JCBとVISAかマスターで2枚作ることができ、補償を2倍にできます!!
しかも還元率は1.2%と、普段使いにも優れたカードです。
死亡・高度障害 | 2000万円 |
傷害治療 | 100万円 |
疾病治療 | 100万円 |
救援者費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
発行会社 |
JCBカード |
2.JCBカードW
39歳以下限定で申し込めるのが、このJCBカードWです。
「W」と「WプラスL」と2種類ありますが、内容的には変わりません。
国や都市にもよりますが、JCBは海外で使えるお店が少ないのが残念ですね。
死亡・高度障害 | 2000万円 |
傷害治療 | 100万円 |
疾病治療 | 100万円 |
救援者費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
発行会社 | JCBカード |
3.三井住友VISAクラシックカード
初年度のみ年会費無料で申し込めるのが、この 三井住友VISAクラシックカードです。
「クラシックカードA」はまったく違うカードなので、注意してください。
上の2枚と比べ、傷害治療や疾病治療の金額が少ないのが難点ですね。
死亡・高度障害 | 2000万円 |
傷害治療 | 50万円 |
疾病治療 | 50万円 |
救援者費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 15万円 |
発行会社 | 三井住友カード |
まとめ
利用付帯のクレカで渡航先の公共交通機関を支払えば、海外旅行保険の期間を延長することができます。
ただし様々な注意点があるので、実行する際には間違えないよう慎重に行ってください。
この裏ワザを行うのに最も適したカードは、補償額を2倍にできて高還元率なリクルートカードです!!
公式サイト:https://recruit-card.jp
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