仮想通貨への投資方法として、よく「ガチホ」がすすめられますが・・・
今日はこのガチホが税金面で不利になる理由について、くわしくお伝えしましょう!!
ガチホとは
ガチホとは、「ガチでホールドする」の略です!!
ガチ:本気で、本当に、真剣に
ホールド:持つ、にぎる、つかむ
利益や損失が出ても、売らずにガマンして持ち続けることを言います。
仮想通貨の世界でよく使われる、独特のネット用語であり・・・
ツイッターでは、ハッシュタグにもなっていますよ!!
6円で掴んだTRXは焦げてきて、17円で掴んだTRXは焼き尽くされ、7円で掴んだTRXもかなり焦げ臭くなってきて、それでも握りしめながら5円でTRXの種を買い増しする生き様#TRX #PAC #ガチホ— サスカッチ (@sasuka_bom) 2018年1月30日
NEM(XEM)を握りしめて1年と8ヶ月。
NEMがどんな未来を創るか見届けるまでは離さないつもりです(´ω`)#NEM #ガチホ— mikun🔗NEMber😊✨ (@mikun8039) 2018年2月6日
海外ではHODL
ちなみに海外には、「HODL(ホドル/ホードル)」という言葉があります!!
これもガチホと同じで、「何があっても長期保有する」という意味です。
これはもともと、「HOLD(ホールド)」のタイプミスから生まれました。
BitcoinTalk(ビットコイントーク)という、仮想通貨の情報をやり取りをするウェブサイト上で・・・
GameKyuubiという人物があやまって、HOLDをHODLと書いてしまったのです。笑
参考:I AM HODLING
さらにその後、HODLから「Hold On for Dear LIfe」という言葉も生まれました!!
これはHODLの4文字を使って作られた文章で、「明るい未来のために保有し続ける」という意味です。
HODLも人種を問わず、たくさんの人たちが使っていますよ!!
#Binance being down might be a good thing. It'll teach you how to #hodl.— Eric Choe (@CryptoChoe) 2018年2月8日
リップルCEO: XRPの価格について、直近3-5ヶ月の上昇は成功とは思わない。成功は3-5年先にあるとコメント。
ガチホ(HODL)ですかね。#リップル #XRP #ripple #HODL https://t.co/hOUqjXKygJ— ハル(仮想通貨365) (@kasou365) 2018年2月7日
CFTC(商品先物取引委員会)の公聴会でも、この単語が出てきて話題になりました。笑
米議会公聴会:CFTCジャンカルロ委員長が共和党ラウンズ議員に「HODL」の意味を解説 姪がHODLerであることも明かす— コインテレグラフ ジャパン (@JpCointelegraph) 2018年2月6日
ガチホが推奨される意味
仮想通貨の投資ではよく、このガチホが推奨されます。
ではなぜ、仮想通貨をガチホしている人が多いのでしょうか??
それはこれまで、仮想通貨が急落や急騰を繰り返しながら成長してきたから!!
仮想通貨の値動きは、株や債券などの投資対象よりもかなり激しいです。
一気に1万%の上昇を見せたかと思えば、そこから8割以上も下落することがあります。
For everybody who is worried out there and thinking about selling their #Bitcoin or other #cryptocurrency chill out and #hodl! pic.twitter.com/8Cs6kluB04— CryptoCurrency News (@CryptoBoomNews) 2018年2月6日
このチャートでは、あまり下落していないように見えますが・・・
それは縦軸の目盛りが、下に行くほど大きくなっているからです。
実際は8割以上、ちゃんと暴落しています。笑
この価格変動に動揺して、下手に売買すると損する可能性が高いです!!
「投資金額が2倍になったから」と売ったら、そこからさらに100倍になったり・・・
逆に「8割も下がったから」と売ったら、そこから元値以上に回復したなんてことは過去に何度もありました。
仮想通貨は長期的に見ると、ずっと右肩上がりで伸びてきているので・・・
下手に売買せず、ガチホで数年持っておくのが一番効率の良い投資方法だと考えられています。
仮想通貨の値動きが激しい理由
ではなぜ、仮想通貨はこんなにも激しい値動きをするのでしょうか??
それは「マイニング(採掘)」という、仮想通貨独特の仕組みのせいです!!
ビットコインを例にしましょう。
ビットコインのマイニングに参加すると、その人はビットコインをもらえます。
現在、マイニングに成功すると12.5BTCが与えられる決まりです。
これはいわば、ビットコインの運用管理をしてくれた分の報酬ですね。
参考:仮想通貨のマイニングとは?個人でビットコイン採掘する方法
そしてビットコインの価格が上がるほど、その報酬は高くなります。
1BTC=1万円なら、報酬は12万5千円ですが・・・
1BTC=100万円になったら、1250万円ですからね!!
そうやって報酬が上がるにつれ、ビットコインのマイニングに参加する人が増えていきます。
そうやってビットコインの周りには人が集まって人気になり、価格はさらに上げるのです。
つまり価格の上昇がさらなる上昇を呼ぶ、正のスパイラルになりやすい!!
そしてこれは、逆もしかりで・・・
いったん価格が下がり始めると報酬も下がり、マイニングする人の意欲はそがれます。
大きな費用をかけてマイニングをしている人は赤字になり、撤退することもあるでしょう。
するとビットコインの運用管理をしてくれる人は減り、送金づまりが起こるようになります。
そして送金に多額の手数料と時間がかかるようになるので、ドンドンとビットコイン離れが起きるのです。
そうやって価格の下落が、さらなる下落を引き起こすという悪循環が発生します!!
つまり仮想通貨は、価格それ自体が価格変動の主な原因になるという・・・
非常にやっかいな性質を持っています。
そしてこれが、仮想通貨の値動きが激しい理由です!!
ガチホ戦略は税金が不利になる
またガチホをすると、税金面でも有利と言われています。
仮想通貨はガチホが最強。 仮想通貨は現在「雑所得」に含まれるので、利確・銘柄乗り換えにあたっては、最大50%程度の税金が抜かれます。なお、購入した通貨を握り続けるかぎりは、いくら含み益が大きくなろうが、課税されることはありません(今のところ)。含み益を日本円に変えたり、別の通貨に変えると税金地獄となります。
しかし、これは大きな間違いです!!
仮想通貨は「通貨」である以上、どこかで必ず使ったり両替するタイミングが来ます。
特に「投資」として取り組んでいる場合、いつかは円転するときが来るでしょう。
つまりガチホして先延ばししても、あとで絶対に課税されるのです。
仮想通貨は現状、雑所得の総合課税となっています。
これは稼いだ金額が大きいほど、税率が上がる仕組みです。
したがって利益確定を先延ばし、あとでまとめてドカンと税金を払うよりも・・・
こまめに利益確定をしていった方が、支払う税金の総額は安くなります!!
ガチホで動かす予定がない人でも、少なくとも毎年20万円までは利確していきましょう。
20万円未満なら、確定申告が不要です。
とくに仮想通貨は、毎年1月に暴落するという統計が出ています。
仮想通貨は4年連続で1月に暴落が起きている https://t.co/ITVo8bYWu2— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2018年1月17日
2015年の最低価格は1月15日
2016年の最低価格は1月16日
2017年の最低価格は1月12日
さて、2018年は?? https://t.co/JcVNp81Irx— ゆきひろ@トレードトラベラー (@yukihiro_fx) 2018年1月17日
したがって、年末までにある程度を利益確定してしまい・・・
1月の暴落後に再び買いなおすという戦略は、意外とアリかもしれませんよ~
ちなみに、僕は軽くビットコインをトレードしています。
参考:【バイナンス】レバレッジ125倍・追証なしでビットコインFXする方法
しかし年末ちかくになったので、すでに保有ポジションは利確しました。
まとめ
ガチホとは「ガチでホールドする」の略で、利益や損失が出ても、売らずにガマンして持ち続けることを言います。
値動きの激しい仮想通貨への投資方法として、ガチホは有効です。
しかし税制面から考えると、毎年少しずつでも利益確定を進めていく方が良いでしょう。
投資でよく読まれている記事3つ