最近このブログを通じて、カナダへ移住している人と知り合いました。
彼から移住を後悔している話を聞いたので、カナダに住みたい人は参考にしてください!!
日本人のカナダに対する印象
突然ですが、皆さんはカナダに対してどのような印象を持っていますか??
・国土が大きくて自然が豊か
・平和でゆったりしていそう
・おいしいメープルシロップ
こんな感じで、比較的良いイメージを持っている人が多いと思います。
ちなみに、僕のカナダに対する印象は「住みやすい街」です!!
イギリスの経済紙エコノミストは、「世界の最も住みやすい都市ランキング」というのを毎年発表しています。
これは世界140カ国の都市を対象に、安全性・医療・文化・環境・教育・インフラの5項目で評価したランキングです。
このランキングトップ10の常連にいるのが、カナダの3都市(バンクーバー・トロント・カルガリー)です。
参考:2016世界で最も住みやすい都市ランキングTOP10にカナダ3都市がランクイン!
最近は低迷していますが、以前はバンクーバーがずっと1位でした。
僕は2016年のランキングで1位となっているメルボルンに留学しており、確かに住みやすい街だったので・・・
参考:僕が銀行を辞めてから1か月後にオーストラリアへ行った理由
「カナダもきっと住みやすいところなんだろうな~」と、勝手に想像していたのです。
カナダの永住者と知り合う
そんな中、僕はカナダに住んでいる人とブログを通じて知り合いました!!
彼はカナダの永住権を持っており、向こうで家族を抱えて仕事をしています。
そんな彼は現在、FXトレードの勉強を一生懸命にしているのだとか!!
その勉強をしている最中に、僕のブログを見つけてくれたみたいです。
そしてメドが立てば、カナダを出国して日本に帰るつもりだとのこと。
「住みやすい国の永住権を持っているなんて、とてもうらやましい!!」
「仕事があって家族もいるのに、なんで日本に帰りたいのだろうか??」
僕は彼の行動を不思議に思ったのですが・・・
彼から聞かされるカナダの現状や仕事環境がヒド過ぎて、ちょっと納得してしまいました。笑
日本人が知らないカナダの実情
彼はカナダの現状について、以下のように言っていました。
カナダに長年住んできて、色々なものが見えるようになって来ました。
今までは良い部分が、負の部分をおぎなっていたんでしょうけれど・・・
最近「がんばっても、がんばらなくても結果は同じ」みたいな風潮に支配されているんですよね。
少なくとも、自分の周囲では。
我々日本など先進国の援助を横領している中国政府の役人や、彼らに金品を献上することによって特権を得てきたビジネスオーナーたちは・・・
莫大な資産を使ってカナダに家を買い、妻子をどんどんとこちらに送り込んできています。
中国人を中心とした外国人投資家の爆買いで、マイホームという夢はもはや一般市民の手が届かないところまで行ってしまいました。
中国人とワイロでつながっている業者だけが、大儲けです。
そうやって中国から送られてきた子供たちは働く事もせず、若葉マークをつけたフェラーリやベントレーを乗り回しています。
しかも一部の中国人は運転免許証を金を出して買っていた事が発覚し、免許センターの職員は逮捕です。
なんか真面目に働くのが、バカバカしくなる社会になってしまいました。
それでも政府が何とかしてくれるので、生き抜くことは出来るんです。
まるで政府に逆らわないように、怠け者を大量生産しているかのよう・・・
熱くない人たちの集まり、それがカナダです!!
これは非常に精神衛生上、良くないと思います。
カナダの不動産を中国人が爆買いしていることはニュースなどで知っていましたが、現地ではこんなことになっていたんですね。
確かに中国人の若者が高級車を乗り回しているという動画を、以前Youtubeで見たことがあります。笑
この動画の撮影場所はカナダではなく、アメリカですが・・・
カナダはゴーストタウン化
カナダの不動産事情に対しては、さらに以下のように言っていました。
確かにバンクーバーは海も山もあって、ロケーションは素晴らしいです。
それだけに中国人投資家に狙われ、高級コンドミニアムなんて夜まったく電気がついてません。
買うだけ買って住まないんですから、電気なんてつかないですよね。
そんな家ばっかりで、高級住宅街はゴーストタウン化しています!!
そんな状況にやっと気づいたバンクーバーは最近、外国人投資家の不動産投機を抑制するために15%の投資税を導入しました。
すると中国人バイヤーはトロントへ移動し、今度はそっちで不動産バブルが発生しているのです!!
トロントの不動産価格は3月の時点で、前月比+30%の急騰となりました。
次はトロントでも同じような状況が引き起こされるのでしょうね、きっと。
真っ暗な高級住宅街って、なんだか怖いですね。笑
ゴーストタウン化すると犯罪率が上がると聞きましたが、今後のカナダはどうなるんでしょう??
これによってカナダに住む人々は、家を買うのが難しくなってきているようです。
特に低所得者の方々は、今の高額な不動産を買うだけのローンが組めなくなっています。
そのために借り手の年収を確認せず、ムチャな貸し出しをする住宅ローン会社が暗躍しているのだとか。
そしてその会社が取り付け騒ぎを起こしたりと、カナダでは負の連鎖が次々と起こっています。
参考:カナダ最大の住宅ローン会社で取付け騒ぎ 不動産バブルが弾ける? - Market Hack
このような状況で住宅バブルがはじけたら、カナダはいったいどうなってしまうのでしょうか??
カナダで働くということ
彼はさらにカナダの仕事環境について、以下のように言っています。
カナダにある日系企業は、本当にヒドイですよ。
まるで、日本と欧米の悪いところを組み合わせたみたいな!!
「サービス残業」のような、日本の悪い商習慣を持ち出してくるくせに・・・
解雇通知は英語のメールですごくドライに、マニュアル通りです。
会社にとって利益にならない事は、欧米の冷淡なビジネス習慣を使い・・・
会社にとって有利なところは、日本人的な馴れ合いビジネスを要求します。
そんなのばかりでしたよ。
少なくとも自分のいた業界は。
そして女性は翌年の労働ビザをエサに、体を要求されることも・・・まあ寝たところで、次のビザが保証される訳ではないんですけどね。
「申請したけどダメだったよ、ゴメンね」で終了です。
うおっ、これはなかなかエグい。
もちろん、こんな会社ばかりではないのでしょうが・・・
カナダ移住を検討している人は、こういう現実があることも知っておいた方が良いかもしれません。
僕もこれまで、オーストラリア・香港・インドで仕事や生活をしてきました。
それぞれの場所で日本人の方と会う機会があったのですが、彼らの中には以下のように言ってくる人がいます。
「日本の会社は長時間労働や飲み会などで消耗する」
「海外でライフワークバランスの取れた生活を送りたい」
しかし海外で(特に先進国で)、人並み以上の生活を送るのは大変です!!
言葉の壁があり文化背景が分からず現地にコネのない外国人は、地元民と比べて圧倒的に不利な立場からスタートします。
それをすべて跳ね返せる圧倒的なスキルや努力ができない限り、日本で働く以上に消耗してしまうのです。
海外移住をしたいのであれば、現地で働くことを考えるよりも・・・
自分1人である程度稼げる力を身に着けた方が早いと、個人的には考えています。
僕がFXトレードで独立した理由の1つですね。
パラダイスは存在しない
彼は最後、以下のように締めくくっています。
あくまでも一個人の感想であって、どう感じるかは人それぞれです。
地元人と結婚している日本人妻は、それなりに優雅かもしれません。笑
ただ、これだけは言えます。
どこに行こうが、「100%パラダイスな場所」は存在しない!!
僕はこの気持ち、すごく良く分かります。笑
海外で生活すると、この考え方にたどり着くんですよね。
完璧な場所なんて、どこにもない!!
外国に住んでみると、その国の素晴らしい点をいくつも見つけることができます。
しかし生活が長くなってくるうちに、だんだんと悪いところも見え始めるのです。
そしてそれと同時に、「日本の良さ」という部分にも気づくようになってきます。
参考:驚愕!バリでブログ生活をしている人が海外移住を決めた理由
僕が20代のときに人生の指針として利用していた「20代にしておきたい17のこと」という本には、以下のように書いてありますよ。
家とオフィスとの往復だけでは、まったく意識が広がりません。
今まで体験したことのない世界を見ることで、自分が置かれている状況を再認識できるのです。
一度住んでみたいと感じるところがあれば、とりあえず行ってみましょう。
私自身、数年海外で住んでみて日本のよさを再認識しました。
海外に住んだ体験がなかったら、日本のすばらしさをいまほど実感しなかったでしょう。
「本当は海外に行きたかった」とか「本当は都会に住みたかった」と思いながら、日々を過ごしている人は多いでしょう。
実際やってみたから「いや、海外に住んでみていいところもあったけど、不便なこともあったし、いろいろ考えていまはこっちのほうがいい」と言えるようになり、いまの生活により満足できているようになります。
もう、僕が言いたいことは分かりますね??笑
皆さん、旅をしましょう!!
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