3分で理解するアメリカ利上げで為替が円高ドル安になる理由


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今、アメリカで利上げをするかどうかの攻防が続いていますね~

12月の雇用統計がどうなるかにもよりますが、今のところ12月16日のFOMCで実施される可能性が高いと言われています。



市場参加者である僕的には「どうせやるのだから早く済ませてほしい」という感じです。

ずっと「やるか??やらないか??」の議論に付き合わされて、もう正直面倒くさい・・・笑


そういえば、この利上げに関して面白いブログ記事がありました。

利上げ=ドル高とは限らない - Market Hack



ふつうに考えると、利上げに関しては以下のような理論が組み立てられます。


1.アメリカが金利を上げる

2.日本よりアメリカの金利が高くなる

3.お金は金利が高い方に流れる

4.日本円を米ドルにする動きが出る

5.円安ドル高


しかし過去のデータを見てみると、利上げ後はむしろ円高ドル安になる傾向があるらしいです。

この理由について、このブログ著者は以下のような論理を示しています。


1.アメリカが金利を上げる

2.金利が上がるとインフレになる

3.インフレになるとモノの値段が上がる

4.モノの値段が上がる=お金の価値が下がる

5.米ドルの価値はこれから下がっていく

6.円高ドル安


まあ筋道は通っているので間違いではないでしょう。

ただなんかマワリクドイ・・・


僕はもっとシンプルに、以下のように考えています。


1.アメリカが金利を上げる

2.利益確定のために米ドルが売られる

3.円高ドル安


つまり、相場格言で言うところの「噂で買って事実で売れ」というやつです。


これまで長い間「アメリカは利上げするぞ~」と言われてきました。

その間に多くの人が「アメリカが利上げしたら米ドルが上がるかも」と考え、ドル買いを進めてきたのです。


まさに噂で買ってきたわけですね。


そしてもし12月で利上げが実施された場合・・・

ドル買いを進めてきた人たちは以下のように考えるでしょう。


「ついに利上げも行われて一区切りだ」

「ここからどこまで利上げが続くか、ちょっと分からないな~」

「もうけっこう利益出ているし、ここらで一旦決済しておこう」


こうして長い間買われてきたドルは、利益確保のために一旦決済されます。

つまり「利上げ」という事実によってドルは売られるのです。

そしてその結果、円高ドル安が進むということになります。

 

相場はあまりこねくり回さず、シンプルに考えたほうが良いですよ~

参考:初心者がハマる罠!FXトレードの手法やルールはシンプルに

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