「FXのデイトレードで、自分にあった損切りのやり方が分からない」という方へ。
ロスカットのやり方を10つ、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えしましょう!!
- 1. 一定の幅で損切り
- 2. 比率による損切り
- 3. ATRを使った損切り
- 4. ボリンジャーバンドによる損切り
- 5. 移動平均線による損切り
- 6. ダウ理論による損切り
- 7. ラインによる損切り
- 8. 時間による損切り
- 9. 心理的な損切り
- 10.自己裁量による損切り
- 自分に合ったものを選べ
- 参考図書
- FXでよく読まれている記事3つ
1. 一定の幅で損切り
エントリーポイントから○pipsと、あらかじめ損切り幅を決めておく方法です!!
最も簡単で分かりやすいので、多くのFXトレーダーが使っています。
しかし、相場状況に合わせて損切りするわけではないので・・・
そこで損切りをする根拠が薄く、場面によってはうまく機能しません。
2. 比率による損切り
直近の高値(安値)から○%下げたところに、損切りを置く方法です!!
計算がちょっと面倒ですが、1の方法よりは根拠のある損切りとなります。
この方法はフィボナッチ比率を使うと、よく機能しますよ!!
参考:FX移動平均線の期間設定の組み合わせ?フィボナッチ数列が最強
3. ATRを使った損切り
ATR数値の2~3倍下げたところに、損切りを置く方法です!!
ATRはボラティリティを示す指標であり、今の値動きに合わせた損切りが可能になります。
参考:FX各通貨ペアの平均値幅は?ボラティリティの超簡単な計算方法3つ
2の方法より数値を割り出すのが簡単で、しかも根拠のある損切りとなります。
しかしATRの値は日々変わるので、それに対応しなければいけません。
4. ボリンジャーバンドによる損切り
ボリンジャーバンドの±σ2・±σ3ラインをもとに、損切りを置く方法です!!
レンジ相場のときには、かなり効果の高い損切り方法となります。
しかしトレンド相場のときにはほぼ役に立たないので、使い分けが必要です。
5. 移動平均線による損切り
価格と移動平均線の交差、もしくは短期と長期の移動平均線の交差で損切りする方法です!!
参考:SMAとEMAの違いは?機能する移動平均線の期間設定やFX手法
これは4の方法と逆で、トレンド相場のときには根拠のある損切りとなります。
しかしレンジ相場のときには移動平均線はからみ合い、使い物になりません。
6. ダウ理論による損切り
直近の高値や安値をもとに、損切りを置く方法です!!
参考:FXの損切りとは?なぜ重要か?損切りラインの目安と設定の方法
簡単で分かりやすく、しかも根拠のある損切りとなります。
しかしどの高値や安値が効いてくるかを見極めるには、それなりの経験が必要です。
7. ラインによる損切り
支持線・抵抗線・水平ラインをもとに、損切りを置く方法です!!
参考:FXでラインの引き方をマスターするために知るべきこと7つ
これも6の方法と同様に簡単で分かりやすく、効果のある損切りとなります。
そしてどのラインが効いてくるかを見分けるには、やっぱり経験が必要です。
8. 時間による損切り
エントリーから一定時間が経っても利益が出ていないとき、損切りをする方法です!!
ある程度時間が経っても、自分の思惑通りに相場が動かない場合・・・
その思惑は間違っていることが多いので、この損切り方法は有効です。
しかしどの程度の時間にすべきかは、検証で導き出さなければいけません。
9. 心理的な損切り
心が乱されてルール通りに取引できないときに、ポジションすべてを清算する方法です!!
参考:トレードの調子が悪い…FXでスランプから脱する最強の方法は?
負けが続いて落ち込んでいるときや、私生活に問題が起きてFXトレードに集中できないとき・・・
この方法を使って、意図的に市場から離れます。
これを取り入れるデメリットはないので、必ず活用してほしい損切り方法です。
10.自己裁量による損切り
自分の直感を頼りに、損切りをする方法です!!
人間は本能に従うと損を大きくしがちなので、あまりおススメしません。
しっかり経験を積んだ、上級トレーダーのみが許されるやり方でしょう。
参考:FX上級者だけ読め!トレードルールを守るべきでない理由とは?
自分に合ったものを選べ
どの損切りにも、それぞれ長所と短所があります。
それを踏まえた上で、自分に合ったものを選んでください!!
ちなみに、僕は「6.ダウ理論による損切り」をよく使います。
直近の安値・高値から10pips離したところに、損切り注文を置くのが多いですね。
参考図書
今回紹介した様々な損切り方法は、「魔術師たちの心理学」という本を参考にしました。
参考:FXデイトレードのおすすめ本12選!100冊以上の名著から厳選した
損切り方法についてさらにくわしく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
FXでよく読まれている記事3つ