FXトレードで損切りすると、お金を失った苦痛でメンタルがやられるという方へ。
その苦痛をやわらげる方法を、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!
損切りが苦痛じゃなくなった
これまでFXトレードを行ってきて、「僕も一人前になったな」と感じた瞬間があります。
それは、お金を失う痛みを感じなくなったことです!!
これまでこのブログで何度か書きましたが、僕はケチです。笑
参考:旅行で親友と大喧嘩!その友達と仲直りできた奇跡の方法は?
必要ないものにお金を使わないのはもちろん、必要なものに対しても10円単位でケチります。
体に悪いことは承知の上で、お値段お得なマックが大好きです!!
それでもFXトレードでは、1回10分の取引で5万円とか簡単に損切りします。
「損切りになっちゃったか~(棒読み)」みたいな感じです。笑
最初これに気づいたとき、自分の中ではけっこう驚きだったんですよ!!
普段10円をケチる僕が、FXトレードでは10分で5万円を失っても平気なんだと・・・
苦痛を感じなくなった理由
苦痛を感じなくなった理由は、まず間違いなく「経験」ですね!!
FXトレードを始めた当初、僕は損切りになったお金を色々なモノに置き換えていました。
「あぁ、この損切りがなければビックマックを10個は食べれたぞ」みたいな感じで。笑
でもその損切りを100回・1000回と重ねるうち、FXトレードでお金を失うことに慣れちゃったんです。
まあ1000回も「あぁ、・・・」なんてやってたら、精神が壊れますからね。笑
また、自分のトレード手法の「勝率」を理解したのも要因です!!
数多くのFXトレードをこなすうち、自分のトレード手法がどれくらい勝てるのか把握できるようになりました。
したがって、自分がどれぐらいの確率で負けるかも分かっているのです。
だから損切りが発生しても、その確率内でおさまっている限りは何とも思いません。
取引を何回か積み重ねていけば、最終的に勝ちトレードの方が多くなることを知っているからです。
参考:FX手法は確率と統計で考えろ!君がすでに1億円を持っている理由
損切りはリスクの受け入れではない
「キッチリと損切りを設定して、リスクを受け入れることが大切」
FXトレーダーなら、誰もが一度は耳にしたことのあるセリフだと思います。
しかしこれを、本当の意味で理解している人は少ないです!!
多くの人はFXトレードを仕掛けるときに、自分がリスクを取っていることを知っています。
そして逆指値を設定することで、「自分はそのリスクを受け入れた」と考えるのです。
しかし、この考えは間違っています。
「損切りを置く=リスクを受け入れる」ではありません!!
「値段が損切りライン間近まで来たら、胃がキリキリする」
「損切りトレードが続くと、ついイライラして暴言を吐く」
これらの症状に、心当たりがある場合・・・
あなたはFXトレードのリスクを、完全には受け入れていません。
心のどこかで、「お金を失いたくない」と思っていたのです。
そういう人はやはり、無意識にでもリスクを避けようとしてしまいます。
表面的にはリスクを受け入れているように見えても、心の奥底では損切りになることを恐れているからです。
しかしFXトレードにおいて、リスクを避けることはできません。
参考:リスクは絶対に避けるな!人生にも役立つFXのリスク管理方法とは?
すると、どうなるか??
避けられないものを避けようとする中で、自分の心の中で弊害(へいがい)や葛藤(かっとう)が生まれます。
その結果、自分のFXトレードがうまくいかなくなるのです。
本物のFXトレーダーはリスクがあることを理解しているだけではなく、そのリスクを完全に受け入れています。
したがって損切りしても、不愉快な気持ちになることはありません。
つまりFXトレードに付きものであるリスクで、自分の規律・集中力・自信を失うことがないのです!!
損切りの苦痛を消す対策
「FXトレードの損切りで、苦痛を感じないようにしなさい」
これは言うのは簡単でも、なかなか身に付けることはできません。
実際FXトレードを始めてからずっと、僕は損切りが苦痛でたまらなかったです。
会社で長時間働いて稼いだお金が、ものの数分で吹っ飛んでしまう・・・
損切りをした日はいつも暗い気持ちになり、やる気が起こらなくなりました。
このダメージを何とか軽減できないかと、僕は前から色々と試してきましたよ。
そんな僕がこれまで編み出してきた対処法は以下の3つです!!
1. 損切の練習と考える
2. 「損切り」という名前を変える
3. お金に換算しない
ではそれぞれについて、以下にくわしく説明しましょう。
1. 損切りの練習と考える
利益を期待するから、損切りを痛く感じるのです。
FXトレードする目的を、「利益を出す」から「損切りの練習をする」に変えましょう!!
だからエントリーする前には「このトレードよ、損切りになれ」と願うのです。笑
そして無事に損切りとなったら、「いい練習になった!!」とガッツポーズをします。
その後、ちゃんとルール通りに損切りできた自分をめっちゃ褒めてあげましょう。
また、本当に損切りの練習をするのもアリです。
毎朝まず起きたら、ドル円を最小通貨単位で買ってください。
そして10pips下がったら、損切りを行うのです。
これを毎日続けていれば損切りに慣れて、苦痛を感じにくくなりますよ!!
参考:1万時間は嘘!たった半年でFXスキルを達人レベルに上達させる練習方法
しかも続けていれば、思わぬ利益を生み出してくれるかもしれません。笑
参考:逆コツコツドカン!損切り10pips利食いなしで100回FXした結果は?
2. 「損切り」という名前を変える
もう損切りの「損」という字から、ネガティブオーラがプンプンです。笑
こんな言葉を使うから、「イヤだな~」と思ってしまうんですよ。
参考:FXで損切りできない方へ!ロスカットルールを守る秘策3つとは?
たとえば、これから損切りのことを「資金回収」と言い換えましょう。
「あのトレード、全然ダメだったから資金回収してやったぜ」
上から目線で、そう言い放つのです!!
何ならこの際、損切りのことを「ドラえもん」と呼んでもいいですよ。笑
「今度のトレードはうまくいくと思ったけど、ドラえもんになっちゃった」
そう言えば、残念そうには聞こえないでしょう。笑
3. お金で換算しない
トレード記録に「-10万円」と書いてあるのを見たら、普通にヘコみます。
これは、お金に換算するからダメなのです!!
たとえば、「pips(ピプス)」でトレード記録をつけてみてはどうですか??
「-10万円」より「-20pips」の方が、後で見返したとき明らかにダメージの大きさが違います。
どうしても金額で記録を残したいときは、10,000円=1ポイントとしてケタと単位を変えましょう。
「-10万円」なら、「-10ポイント」です。
これだけで見た目の数字が小さくなり、かつダイレクトに金額が目に入ってきません。
まとめ
損切りで苦痛を感じるようだと、適切なFXトレードができません。
お金を失うことに痛みを感じる人は、少しでもその苦痛を消す工夫をすべきです。
今回紹介した「損切りの苦痛を消す対策」はすぐできるものばかりなので、ぜひ試してみてください!!
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